皆さんこんにちは!日経平均株価が驚くような変化に見舞われていますが、通信業界のメッセージングサービスも毎日たくさんの変化を経験しています。今日はその中でもSMS, MMS, imessage, RCSの違いについて見ていきます。ポイントをしっかり押さえて賢く使えるようになりましょう!
SMSとは
SMS(ショートメッセージサービス)とは1990年前半に実用化された、携帯電話番号を用いてテキストを送信するサービスのことです。イギリスの技術者ニール・パプワースが、コンピューターから携帯電話に「Merry Christmas」という初のSMSを送信しました。このメッセージがSMSの始まりであり、世界初のテキストメッセージとされています。最初は技術の限界や携帯電話の普及状況から限定的な利用にとどまっていましたが、徐々に普及し、現在では世界中で広く利用されています。
MMSとは
MMSはSMSの進化版として開発され、テキストだけでなく、画像、音声、動画などのマルチメディアコンテンツを送受信できるように設計されています。MMSはインターネット接続を使用して、メッセージングサーバーを介してマルチメディアコンテンツを送信します。さらにSMSの弱点でもあった、短いメッセージしか送信できない点も克服されています。
iMessageとは
iMessage(日本では”メッセージ”と表示されている)はAppleが提供するメッセージングサービスで、主にAppleデバイス(iPhone、iPad、Macなど)の間でのみ利用可能です。テキスト、画像、動画、音声メッセージの送信が可能で、既読確認、タイピングインジケーター、エンドツーエンド暗号化の機能があり、データ通信を利用するため、SMS/MMSの料金は発生しません。
Appleユーザーが他社ユーザーとメッセージをやり取りすると、「メッセージ」アプリで表示され、メッセージは緑色の吹き出しで表示されます。これは通常のSMS/MMSメッセージであることを示しています。その場合、既読確認やタイピングインジケーター、エンドツーエンド暗号化などの機能は利用できません。また、SMSには文字数制限があるため、長いメッセージは分割されて届くことがあります。
AppleユーザーでもSMSを普通に受信できますが、iMessageのような高度な機能は使えない点が違いです。
RCSとは
RCS(リッチコミュニケーションサービス)とは、従来のSMSやMMSの機能を拡張した次世代のメッセージングサービスで、テキストメッセージだけでなく、写真、動画、ファイルの送受信、グループチャット、既読通知などの機能を提供します。「+メッセージ」という日本国内の主要な携帯キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンク)が提供するサービスは、RCS(Rich Communication Services)技術を基盤にしています。
いったいどれを使うのが正解?
これだけメッセージングサービスがあるとどれを使っていいかわからなくなる!と思われるかもしれませんが、心配ありません。なぜなら自分が持っているデバイスが何かによっておのずと選択肢が限られてくるからです。以下にまとめてみたので参考になさってください。
1. ガラケーを使っている
昔ながらのガラケー、または通話機能のみの契約をされているガラホはSMSのみとなります。その他のサービスはデータ通信を利用するサービスなので使用できません。
2. Appleユーザー
AppleユーザーはApple標準テキストアプリの「メッセージ」を使うことになるでしょう。Apple同士のやり取りが簡単で便利ですし、それ以外のユーザーに対しても問題なくメッセージを送信できます。
3. その他のスマホユーザー
その他のスマホユーザーは付属しているSMSアプリを使ってもOKですし、「+メッセージ」アプリを使用するならば通常のSMSに加えてファイル送信などの便利な機能が使用できます。ただし相手も+メッセージアプリを使っていることが条件になります。+メッセージとimessageは互換性がないためファイル送信などはできません。あくまでテキストのやり取りのみになります。
終わりに
SMS, MMS, iMessage, RCSの理解を深めることができたでしょうか?少しでもこの記事が役立ってくれたなら幸いです!
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